【ITエンジニア】技術力と同じぐらいコミュニケーション力がだいじ
お客さまとJ:COMを繋ぐ架け橋として
—— 柏瀬さんが所属するIT企画部は何をする部署なんでしょうか
IT企画部では、お客さまがオンラインで直接サービスのお申込みができるような環境作りや導線の設計のほか、実際にお客さまがご利用される「MY J:COM」などのアプリ開発や運用を行っています。他にも営業スタッフが使うツールの開発なども行っています。
もともと当社はお客さまとの接点として、お客さまへの訪問営業が主流でした。しかし、現在はお客さまのニーズも変わりまして、お客さまからオンラインで直接サービスのお申込みができるのがあたりまえになっています。
現代において、デジタル上の接点は社内外問わずとても重要です。当社の新しいサービスが開始する際は、事業部門と共に、お客さまにとってスムーズな申込をシステム化するにはどうしたらいいのかをすり合わせ、サービスのアイデアを実際にユーザーが触れることができるところまで、カタチにしています。
—— IT企画部での柏瀬さんの役割を教えてください
2020年に新卒でJ:COMに入社し、現在に至るまでIT企画部に所属しています。配属してからは、実際にお客さまが日々触れることとなる「MY J:COM」などのアプリ開発を行っておりました。そして、23年5月に部内異動があり、現在はアプリ開発に加え、運用・保守の領域も業務としています。
開発と運用が一体となり、事業部門からの依頼に対して迅速に、より便利に分かりやすいアプリへと改善すること。また、障害発生に備え、日々サーバの状態を監視するなど、24時間365日、お客さまが快適にサービスをご利用いただくためのシステムの安定稼働に貢献することが現在の役割だと考えています。
採用担当者から言われたコト
—— IT企画部に配属になった経緯を教えてください
私が入社した当時、採用コースは現在のように細分化されておらず、私は総合コースでエントリーしました(※現在は6つの採用コースがあります)。最初はエンジニア志望でなく、営業業務も視野に幅広い可能性を考えておりましたが、面接で人事の方とお話を進めていく中で、営業ではなく技術職でエントリーを進めるのはどうですか?とご提案をいただきました。
技術に関しては学生時代に少しだけ授業でプログラミングを勉強したくらいで、ほとんど未経験の状態でしたが、今後のITの可能性や需要が高まるだろうと感じていました。そして、何より人事の方が私の話を聞いてくれて、適性を見極めてご提案をいただいたので、最終的には技術職を希望して選考を進めていただくことにしました。
——アプリ開発の仕事をしていて大切にしていることは何ですか?
依頼された業務を単純にそのまま作業することは誰でもできると思っています。大切なのは依頼内容の目的や背景を正しく理解するために、依頼部署と密にコミュニケーションすることを大切だと考えます。
その上で、要否や優先度をチーム内で話し合い、対応方針を決定します。そしてユーザビリティの観点からレイアウト変更を提案するなどし、依頼内容よりも良い提案することを心がけています。
小さな話ですが、例えば「日程を選択するカレンダー」の表示方法ひとつについても、カレンダーを横並びで表示するのか、スクロールで日程を表示するなどの選択肢があります。
このような場合も、実際に使用されるシーンをヒアリングし、機器設置の作業日を選ぶカレンダーなので、一目で複数の日程を見られることが好ましいといった具体的な要望を把握することで、横並び表示の方が使いやすいね、判断することができます。
お客さまの声から生まれたプロジェクトだから…
—— 今まで一番大変だったことを教えてください
大変だったことはたくさんありますが、一番印象に残っているのは、22年1月に開始した、インターネットモデム等の機器の設置、サービスの開通までをお客さま自身でご対応いただく「セルフインストール」のWebサイトの設計ですね。
J:COMではサービスをご契約いただいた際、当社の作業員が伺って機器の設置作業等を行っておりました。しかし、当時はコロナ禍だったこともあり、作業員が伺うのではなく、お客さま自身でそれらの作業を非対面で行うというニーズがありました。
私はその新しい仕組みのWebサイト設計を任されることになったんですが、それまでは、既存サイトの機能追加や機能改善を担当していて、全く新しいサイトを開発したのはこのプロジェクトが初めてだったのでとても緊張しました。
また基幹システムへ連携する仕組みが複雑で、お客さまの宅内環境や契約状態によって配送物の種類や配線パターンが何通りもあったため、認識齟齬が起きないように週次の定例打ち合わせのみならず、技術サポートやカスタマーセンターのメンバーと密にコミュニケーションを取ることで、懸念事項を無くしていきました。
不安も大きかったですが、本プロジェクトはお客さまのニーズから生まれた企画でした。そのため、目の前の困っているお客さまのお手伝いができるかもしれないというチャンスとしても捉えることが出来たので、やりがいもとても大きかったです。
—— 今後のキャリアビジョンについて教えてください
正直、まだ明確なキャリアビジョンは見えていません…。でも、新サービスを支えるシステム全体の開発・運用に携わりたいと思っています。サービスを提供する上で、どんなシステムが必要なのか、その裏のサーバ構成はどうなっているのか…。今の自分の知識ではわからないことだらけです。
今までは目の前のアプリ開発を点としてやっていた感覚です。アーキテクト的な部分を学び、今まで点でしか理解できていなかった部分を、より立体的に、全体像として把握していきたいと思っています。そうすることで、ワンランク上の提案がしたいです。また、IT分野のみならず、いつか事業部門も経験してみたいですね。
就職活動中の学生へメッセージ
—— 大学時代にはどんなことをしていましたか?
当時、まだ将来の目標が決まっていなかったので、学生のうちにやってみたいことをいろいろ経験したいと思い、学業はもちろんですが、アルバイトやサークル活動を体力の限界までやっていました。
就職活動では、事業内容がイメージしやすいこともあって、漠然と個人のお客さまのお手伝いができる企業に就職したいという思いがありました。J:COMの魅力は事業の幅が広いこと、地域密着型であり、お客さまとのつながりが長く続くことが魅力だと感じました。もちろん、福利厚生や会社の規模、将来性、安定性も重視しました。
—— 就職活動中の学生にメッセージをお願いします
「何をしたいかが明確にないときこそ、いろいろやってみる」私は学生時代を振り返ってみると、家電量販店でプリンター販売のアルバイトやサークル活動などを通して、多くの学びがあったなと思っています。
ITと聞くと技術力がイメージされると思います。それはもちろん大事ですが、業務側からの依頼内容に対し、認識齟齬無く、期待以上のアウトプットを出すためには、技術力と同じぐらいコミュニケーション力も大切だと思います。
アルバイトやサークル活動で、いろいろなコミュニティに属して色々な年代や立場の人と関わることで培うことができました。当時はなんとなくやっていたつもりでしたが、振り返ってみると、それらから得た学びが今の業務にとても生きていると思います。
だからこそ、学生のみなさんには、将来自分が何になりたいのか、何をしたいかが明確でない時こそ、興味を持てるものに色々手を出して挑戦してみてほしいです。
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